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実験講座

動物福祉に立脚した実験動物の麻酔法

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掲載誌
Surgery Frontier Vol.17 No.3 83-90, 2010
著者名
黒澤努 / 塩谷恭子
記事体裁
連載 / 全文記事
疾患領域
その他
診療科目
麻酔科
媒体
Surgery Frontier

「実験動物麻酔の必要性」外科手術時に, 患者になぜ麻酔を施行しなければならないのかについて, 多くの外科医は深く考察することもなく手術を実施する. 特殊で精細な手術では, 患者の体動などがあると手術そのものが困難になるため, 確実な麻酔を希望することもあるかもしれない. また, リスクの高い患者の手術では, 手術侵襲をできるだけ緩和するための麻酔を望むこともあろう. 動物福祉に立脚した実験動物の麻酔も, 一般の患者に施行される場合と同様, 当たり前の方法となることを希求する. かつては医学研究における実験動物の麻酔に, それほど注意を払うことはなかったかもしれない. 実際, 近代医学における動物実験の黎明期1800年代後半には, 麻酔など行わずに動物実験が施行された時もあった. しかし, 無麻酔での動物実験は残虐であるとして, 動物実験反対運動が勃興し, 先進国では動物福祉の立場から動物実験を法的に規制し, 適切な麻酔を行う, あるいは, できるだけ苦痛の少ない方法により動物実験を行うこととなったのである.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

全文記事
Surgery Frontier2010年9月号(Vol.17 No.3)

外科的治療をより安全に行うためには,生体への侵襲をできる限り軽減する必要があり,近年この侵襲に関する研究はますます重要視され,飛躍的な進歩を遂げている。本誌は侵襲学およびその周辺の基礎科学の最新の研究成果を速やかに,ビジュアルな誌面構成で提供し,外科臨床におけるその応用の促進をはかる。

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