What's New in protease inhibitor
輸血後GVHD対策におけるプロテアーゼインヒビターの意義
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- 掲載誌
- Surgery Frontier Vol.17 No.2 91-95, 2010
- 著者名
- 西郷勝康 / 炬口真理子
- 記事体裁
- 連載 / 全文記事
- 疾患領域
- 血液 / 癌
- 診療科目
- 血液内科 / 手術・救急 / 放射線科
- 媒体
- Surgery Frontier
「Summary」輸血後GVHDは, 発症するとほとんど致死的な輸血合併症であり, 造血幹細胞移植後のGVHDと同様のメカニズムで発症する. 血液製剤への放射線照射で予防が可能であるものの, 緊急輸血や臓器移植により発症する可能性が残されている. 発症した場合の, ひとつの可能な治療手段としてナファモスタットメシル酸塩(NM)の効果について紹介する. in vitroの検討では, NMが輸血後GVHD症例から樹立された細胞傷害性T細胞の機能や, K562細胞をターゲットとしたNK細胞活性をある程度抑制すること, 実際の使用例における一過性の効果などが確認できた. NMなどのセリンプロテアーゼ阻害剤には, そのほかの免疫担当細胞(単球や好中球など)にも抑制作用を示すことが報告されており, 免疫抑制という副作用と同時に, 新しい臨床応用についてもさらに検討の余地があるものと考えられる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
