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M-Review

【特集 生殖医学のcutting edge】

多能性幹細胞からの配偶子形成

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掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY Vol.26 No.2 35-40, 2019
著者名
永松剛 / 林克彦
記事体裁
特集 / 抄録
疾患領域
再生医療 / その他
診療科目
産婦人科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Key Words
多能性幹細胞 / PGCLC / 体外培養 / 配偶子形成

多能性幹細胞からの配偶子形成は大きく分けて2つの段階から成る。多能性幹細胞から始原生殖細胞を誘導する発生運命決定のプロセスと,始原生殖細胞から成熟した配偶子を誘導するプロセスである。
多能性幹細胞からの始原生殖細胞誘導に関しては2003年に複数のグループから報告された。しかしながら正常な次世代個体を生み出す始原生殖細胞の誘導は,2011年に胚性幹細胞(ES細胞)からエピブラスト様細胞への分化を経て始原生殖細胞様細胞(PGCLC)を誘導するという,発生過程を模倣する方法によってはじめてなされた。
PGCLCはES細胞からのみならず人工多能性幹細胞(iPS細胞)からも誘導可能であり,生殖補助医療の観点のみならず,絶滅種の保全という面からも大きく期待されている。近年PGCLCから生体外で精原細胞や卵母細胞への誘導がなされ,生殖細胞の分化過程を生体外で再現することにも成功している。そして,マウスを用いて得られたこれらの知見をヒトを含むほかの動物種の多能性幹細胞へと応用することがはじめられている。
「KEY WORDS」多能性幹細胞,PGCLC,体外培養,配偶子形成

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY2019年6月号(Vol.26 No.2)

本誌は,現在,飛躍的な進展をみせている国内外のホルモン研究の最前線と,生殖医学の実践にいかに導入するかを,平易なレビュー形式で紹介。臨床医家が「女性ホルモン」研究にあたって参考となるような情報を網羅し,わかりやすい解説を目ざしている。

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