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M-Review

特別寄稿

アンドロゲンと子宮内膜機能

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掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY Vol.25 No.2 84-88, 2018
著者名
神崎 秀陽
記事体裁
抄録
疾患領域
その他
診療科目
産婦人科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY

アンドロゲンは男性ホルモンの総称ではあるが,女性でも産生されて末梢血中を循環している生理的に非常に重要なホルモンである。女性の血中で検出されるデヒドロエピアンドロステロン(dehydroepiandrosterone;DHEA)およびそのサルフェート(DHEA-S),アンドロステネジオン(androstenedione;A4)はアンドロゲンと呼ばれてはいるが,アンドロゲン作用自体は極めて弱い。A4から転換されたテストステロン(testosterone;T)の大部分は末梢血中ではアルブミンやグロブリンと結合しており,数%が活性のある遊離型Tとして存在する。Tは標的組織の細胞内で受容体(アンドロゲンレセプター(androgen receptor;AR))と結合してホルモン作用を発揮するが,さらに還元酵素によってARとの結合能がより高いジヒドロテストステロン(dihydrotestosterone;DHT)となる場合もある。
近年,アンドロゲンを活性型に転換する酵素群やARは卵巣のみならず子宮内膜にも存在していることが明らかとなり,月経周期での子宮内膜の増殖と分化,内膜の胚受容能獲得などの過程におけるアンドロゲンの役割解明をめざす研究が進められてきている。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY2018年6月号(Vol.25 No.2)

本誌は,現在,飛躍的な進展をみせている国内外のホルモン研究の最前線と,生殖医学の実践にいかに導入するかを,平易なレビュー形式で紹介。臨床医家が「女性ホルモン」研究にあたって参考となるような情報を網羅し,わかりやすい解説を目ざしている。

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