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M-Review

目で見る生殖幹細胞

目で見る生殖幹細胞―卵巣の生殖幹細胞―

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掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY Vol.20 No.2 4-8, 2013
著者名
田中実
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌
診療科目
産婦人科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY

「ヒトの卵巣には卵子を作りつづける幹細胞が存在するか?」1960年代以前には幹細胞という概念はなかったものの, ほ乳類では出生後にも卵子を供給しつづける(卵新生を行う)生殖細胞が卵巣表層付近に存在するのではないかといわれていた. そして, その表層は生殖上皮(germinal epithelium)という特別な名称で呼ばれていた. 実際この表層細胞は一般の上皮細胞と異なる特徴をもち, 排卵周期などのさまざまな状況によってその細胞形態が大きく変化することが知られている1)2). その後, 卵巣形成時に生殖細胞は直ちに卵形成(卵胞)過程に入ることが組織学的に示されるようになり, しかも卵新生しうる生殖細胞が形態的にどうしても見出されなかったことから, 卵新生を行う生殖細胞は成熟卵巣にはなく, すべての生殖細胞は出生までに卵胞へと分化すると考えられるようになった. それゆえ, 卵巣表面の一般名称も生殖上皮から表層上皮(surface epithelium)に変わり, 生殖細胞が存在するという意味を含むgerminalという言葉はほ乳類では使われなくなったようである.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY2013年6月号(Vol.20 No.2)

本誌は,現在,飛躍的な進展をみせている国内外のホルモン研究の最前線と,生殖医学の実践にいかに導入するかを,平易なレビュー形式で紹介。臨床医家が「女性ホルモン」研究にあたって参考となるような情報を網羅し,わかりやすい解説を目ざしている。

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