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M-Review

【特集 ビタミン―作用の多様性―】

ビタミンと子宮内膜

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掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY Vol.19 No.3 57-63, 2012
著者名
杉野 法広 / 高崎彰久
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌 / 栄養管理
診療科目
産婦人科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY

「Summary」薄い子宮内膜(子宮内膜発育不全)の病態には, 子宮内膜の血流の低下が関与している. 子宮内膜の薄い症例に対し, 血流を増加させる目的でビタミンEを投与すると, 子宮血流の改善とともに子宮内膜が厚くなることが見出された. また, 子宮内膜における酸化ストレスが着床障害による不妊症の原因となっている可能性が指摘されている. ビタミンEは抗酸化物質としても子宮内膜の胚受容能の改善に期待される. 「はじめに」子宮内膜の発育は, 着床と妊娠の成立にとって重要な因子である. 実際に不妊治療において, 子宮内膜の厚さが治療成績に影響する. すなわち薄い子宮内膜を呈する子宮内膜発育不全の症例は妊娠しにくい. このような子宮内膜発育不全の症例に対しては, エストロゲン製剤を投与したり, ゴナドトロピン製剤を投与して血中エストロゲン濃度を上げる試みをしても, なかなか厚くならない. われわれは, このような子宮内膜発育不全の原因の多くが子宮内膜の血流不全によるものであることを見出し, その治療としてビタミンE投与により子宮血流を改善させる治療を行っており, 良好な成績を得ているので紹介する1)2).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY2012年9月号(Vol.19 No.3)

本誌は,現在,飛躍的な進展をみせている国内外のホルモン研究の最前線と,生殖医学の実践にいかに導入するかを,平易なレビュー形式で紹介。臨床医家が「女性ホルモン」研究にあたって参考となるような情報を網羅し,わかりやすい解説を目ざしている。

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