Summary
肥満では脂肪組織において酸化ストレスが亢進していることが明らかとなり,脂肪組織における活性酸素の重要なソースとしてキサンチン酸化酵素の役割が注目されている。酸化ストレスはメタボリックシンドロームの病態形成に深く関与する一方,脂肪組織の増大によるアディポサイトカインの分泌増加を遺伝子発現レベルで代償的に抑制していることが明らかとなり,その作用には二面性があることが示唆される。メタボリックシンドロームにおける酸化ストレスの病態的意義の解明が期待される。
Key words
●肥満 ●脂肪組織 ●グリケーション ●キサンチンオキシダーゼ ●アンジオテンシノーゲン
全文記事
酸化ストレス
酸化ストレスとメタボリックシンドローム
掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Vol.19 No.2 21-26,
2012
著者名
小塚智沙代
/
屋比久浩市
/
益崎 裕章
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
高血圧
/
代謝・内分泌
/
糖尿病
診療科目
一般内科
/
循環器内科
/
腎臓内科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
/
老年科
/
小児科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。