【特集 抗血栓療法のリスクベネフィット】
2.抗凝固療法:リスクベネフィットの価値判断―Net clinical benefitとは何か
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- 掲載誌
- 血栓と循環 Vol.22 No.2 15-20, 2014
- 著者名
- 三田村秀雄
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 脳血管障害
- 診療科目
- 循環器内科 / 心臓血管外科
- 媒体
- 血栓と循環
「論文のポイント」
[1]心房細動患者における脳梗塞予防のための抗凝固薬には常に出血のリスクが伴う. その差し引き損得, net clinical benefitを求めるために, 血栓塞栓症の発生リスク差(非服薬時-服薬時)-1.5×頭蓋内出血の発生リスク差(服薬時-非服薬時)というSingerらの提唱した式がある.
[2]これを用いた分析の結果, ワルファリン治療は心房細動例の中でも高齢者ほどメリットが大きいことが判明した.
[3]血栓塞栓症のリスクが低い例においては, ワルファリンではデメリットが目立つようになるが, NOACではメリットを享受できる.
[4]Net clinical benefitを求めることは個々の患者に応じたオーダーメイド治療につながるが, 1つの式でそれを満たすことはできない.
[1]心房細動患者における脳梗塞予防のための抗凝固薬には常に出血のリスクが伴う. その差し引き損得, net clinical benefitを求めるために, 血栓塞栓症の発生リスク差(非服薬時-服薬時)-1.5×頭蓋内出血の発生リスク差(服薬時-非服薬時)というSingerらの提唱した式がある.
[2]これを用いた分析の結果, ワルファリン治療は心房細動例の中でも高齢者ほどメリットが大きいことが判明した.
[3]血栓塞栓症のリスクが低い例においては, ワルファリンではデメリットが目立つようになるが, NOACではメリットを享受できる.
[4]Net clinical benefitを求めることは個々の患者に応じたオーダーメイド治療につながるが, 1つの式でそれを満たすことはできない.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
