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M-Review

【特集 呼吸器疾患とマイクロバイオーム】

喘息とマイクロバイオーム

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掲載誌
THE LUNG perspectives Vol.25 No.2 43-46, 2017
著者名
加畑宏樹
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器 / その他
診療科目
呼吸器内科 / その他
媒体
THE LUNG perspectives

以前から,環境微生物への曝露が喘息などのアレルギー性疾患を抑制することが示唆されており,衛生仮説と呼ばれている。最近の研究により,微生物に含まれるエンドトキシンが気道上皮細胞におけるA20の発現を高め,喘息病態を抑制することが明らかになった。一方,下気道にも固有の細菌叢が存在することが2010年に報告され,喘息患者の下気道のマイクロバイオームの特徴はProteobacteriaが優位であることが明らかになった。また,H. influenza やS. pneumoniae ,M. catarrhalis のコロナイゼーションが小児喘息の発症に関連していることや,Haemophilius やKlebsiella がTh17を介した好中球性炎症やステロイド抵抗性の重症喘息の病態に関与していることなどが報告されている。マイクロバイオームの修飾が喘息の発症予防や治療につながる可能性があり,今後の発展が期待される。
「key words」肺,A20,Proteobacteria,Haemophilius

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

THE LUNG perspectives2017年春号(Vol.25 No.2)

肺は代謝・生理・免疫など機能面においても,疾患の原因・病態・診断・治療など臨床面においても,他に類を見ない多様性を持つ。

本誌は成長・加齢に深く関わる気管支喘息・肺気腫・感染症・呼吸不全・肺癌などの疾患を対象に,分子生物学・生理学・形態学・生化学・免疫学などの広い視野から病因・病態・治療を捉える。最新の知見と,基礎的・古典的知識の双方を踏まえた新鮮で正確な情報を提供。

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【特集 呼吸器疾患とマイクロバイオーム】

第一線で働く医師たちからのオピニオン