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M-Review

MEDICAL TOPICS

第54回 Siglec-Fとムチンの相互作用による好酸球炎症制御

Regulation of eosinophilic inflammation by Siglec-F-mucin interaction

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掲載誌
THE LUNG perspectives Vol.23 No.2 68-73, 2015
著者名
加藤紀彦 / 際本拓未
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器 / アレルギー・免疫
診療科目
一般内科 / 呼吸器内科 / アレルギー科 / 耳鼻咽喉科 / 小児科
媒体
THE LUNG perspectives

「歴史的背景」気管支喘息は,気道過敏性および可逆性をもつ気流閉塞に特徴づけられる慢性炎症性疾患である1)。コルチコステロイドなどの喘息治療薬はこれら気道炎症プロセスを標的としているものが多く,インターロイキン(interleukin;IL)-4,IL-5,IL-13などのサイトカインに対するアンタゴニストは直接的または間接的に,喘息の病態と関連深い好酸球の数を減少させる2)。これまでの多くの研究では,喘息におけるアレルギー性気道炎症の発生あるいは増悪メカニズムの解明に傾注されており,一方の好酸球炎症の解消メカニズムに着目したものは稀であった。好酸球を標的とした新規治療の検討においては,疾患動物モデル・臨床試験双方で数々の気道炎症性疾患において有望な成果を挙げつつある。したがって,喘息患者における好酸球性気道炎症を抑制するプロセスの解明が新規の治療薬開発につながると期待されている。
「Key words」Siglec-F,Muc5b,Muc4,糖鎖,好酸球炎症

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

THE LUNG perspectives2015年春号(Vol.23 No.2)

肺は代謝・生理・免疫など機能面においても,疾患の原因・病態・診断・治療など臨床面においても,他に類を見ない多様性を持つ。

本誌は成長・加齢に深く関わる気管支喘息・肺気腫・感染症・呼吸不全・肺癌などの疾患を対象に,分子生物学・生理学・形態学・生化学・免疫学などの広い視野から病因・病態・治療を捉える。最新の知見と,基礎的・古典的知識の双方を踏まえた新鮮で正確な情報を提供。

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