【特集 酸素の生体作用―基礎研究から応用医学までの新機軸―】
低酸素が慢性腎臓病(CKD)に与える影響
Effects of hypoxia on chronic kidney disease
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- 掲載誌
- THE LUNG perspectives Vol.22 No.3 50-53, 2014
- 著者名
- 齊藤久さこ / 田中 哲洋 / 南学 正臣
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 腎臓
- 診療科目
- 腎臓内科 / 泌尿器科 / 血液内科
- 媒体
- THE LUNG perspectives
「summary」 腎臓は酸素消費量が多く, また動静脈シャントのため酸素の取り込みが悪く低酸素に陥りやすい臓器である. 慢性腎臓病(CKD)は一定の閾値を超えると原疾患に関係なく共通の病態経路を介して末期腎不全に至ると考えられており(final common pathway), なかでも慢性低酸素による尿細管間質障害は重要な位置を占めると考えられている. 低酸素誘導因子(HIF)は低酸素への適応を制御するうえで中心的役割を果たす転写因子であり, 通常酸素濃度下では速やかに分解される. プロリン水酸化酵素(PHD)阻害薬によるHIFの安定化はエリスロポエチンの産生刺激による貧血の改善だけでなく腎臓を含むさまざまな臓器の保護作用が期待されている. 「はじめに」 2002年に慢性腎臓病(chronic kidney disease; CKD)の概念が提唱され10年以上が経過した.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
