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第11回 遺伝情報発現制御機構とその病態(その2)

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掲載誌
THE LUNG perspectives Vol.20 No.3 98-102, 2012
著者名
五十嵐和彦 / 落合恭子
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器 / 癌
診療科目
一般外科 / 呼吸器内科 / 腫瘍内科
媒体
THE LUNG perspectives

「はじめに」第1回では, ゲノム機能発現の基本概念と各種の測定法についてまとめた. このような概念と測定を病態に応用することにより, ゲノム機能発現の異常がさまざまな病態の原因となっていることが確立しつつあり, さらに遺伝子発現プロファイルを用いて病型を分類したり, 治療法を選択することが可能となりつつある. 今回は, 肺癌の研究例を取り上げ, 新しい癌関連遺伝子や癌関連遺伝子経路の同定法や評価法について解説する.
「I. 肺癌関連遺伝子の探索」肺腺癌や肺扁平上皮癌では, 上皮成長因子受容体(epidermal growth factor receptor;EGFR)やKRASの変異, 未分化リンパ腫キナーゼ(anaplastic lymphoma kinase;ALK)遺伝子融合などが高頻度で, しかもしばしば排他的に認められる. したがってこれらの変異は癌化を駆動するドライバー変異と考えられる. しかし, 未知のドライバー変異の存在や, ドライバー変異と協調して癌細胞の特性を規定する変異の存在も予想される.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

THE LUNG perspectives2012年夏号(Vol.20 No.3)

肺は代謝・生理・免疫など機能面においても,疾患の原因・病態・診断・治療など臨床面においても,他に類を見ない多様性を持つ。

本誌は成長・加齢に深く関わる気管支喘息・肺気腫・感染症・呼吸不全・肺癌などの疾患を対象に,分子生物学・生理学・形態学・生化学・免疫学などの広い視野から病因・病態・治療を捉える。最新の知見と,基礎的・古典的知識の双方を踏まえた新鮮で正確な情報を提供。

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