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M-Review

【特集 総合的に考える高齢者の呼吸器疾患】

高齢者の呼吸器疾患:医療・介護制度と費用の問題

Japanese health-care system and cost

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掲載誌
THE LUNG perspectives Vol.20 No.2 31-35, 2012
著者名
茂木孝
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器
診療科目
呼吸器内科 / 老年科
媒体
THE LUNG perspectives

「Summary」日本の高齢化は先進国の中でも最速であり, 高齢化率は現在の23.1%から2055年には40%を超える見通しといわれている. 高齢者の増加は社会構造に大きく影響し, 都市部では子供のいない夫婦・単身者が増え, さらに認知症・要介護者の増加が予測され, 一部では地域コミュニティーの存続すら危ぶまれている. 平均寿命が延びて高齢者の絶対数が増えることは高齢者特有の疾患増加に関連し, 特に肺炎やCOPDなどの呼吸器疾患は死因として重要となる. 一方, 特に日本経済の不振が大きな陰を落としている現在, 高齢化による医療需要の増大は止められず, これに見合う歳入増加の見通しも立たない. 医療費抑制論だけが独り歩きしている感もあるが, 医療支出の増減について国民が納得できる説得力ある根拠が不十分な点も問題である. 本当に必要な医療支出を滞らせないためにも, 説明責任のある医療政策者は費用対効果などの論拠を提示すべきである.
「Key words」医療費, 費用対効用, 介護, 地域包括ケアシステム

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

THE LUNG perspectives2012年春号(Vol.20 No.2)

肺は代謝・生理・免疫など機能面においても,疾患の原因・病態・診断・治療など臨床面においても,他に類を見ない多様性を持つ。

本誌は成長・加齢に深く関わる気管支喘息・肺気腫・感染症・呼吸不全・肺癌などの疾患を対象に,分子生物学・生理学・形態学・生化学・免疫学などの広い視野から病因・病態・治療を捉える。最新の知見と,基礎的・古典的知識の双方を踏まえた新鮮で正確な情報を提供。

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