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M-Review

【特集 Bladder pain syndrome(膀胱痛症候群)】

膀胱知覚と脊髄の可塑性,最近の知見

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掲載誌
排尿障害プラクティス Vol.21 No.3 15-23, 2013
著者名
善積克 / 松本-宮井和政 / 林田健一郎 / 河谷正仁
記事体裁
抄録
疾患領域
神経疾患 / 泌尿器
診療科目
産婦人科 / 泌尿器科 / 麻酔科
媒体
排尿障害プラクティス

尿排出と蓄尿を司る下部尿路の機能は, 末梢および中枢神経の支配下によって複雑に制御されている. そのため, さまざまな神経性疾患が頻尿, 尿失禁, 尿意切迫感といった排尿障害を引き起こす. たとえば, 尿意切迫感を主症状とする過活動膀胱(overactive bladder;OAB)は神経性および非神経性に大別され, OABを惹起する原因追究が行われているが, いまだその病態の全容は明らかになっていない. しかし近年では, 膀胱上皮細胞には種々のイオンチャネルや受容体が発現しており, 上皮細胞から放出されるアデノシン三リン酸(ATP)などのメディエーターが上皮下の求心性知覚神経を刺激することで膀胱伸展の知覚を伝達していることが明らかになり, 尿路上皮や知覚神経の機能亢進が複雑に関与していることが示唆されてきている. また, 末梢および中枢神経障害に伴う脊髄後角でのさまざまな可塑的変化による中枢性感作機構が排尿障害を引き起こす可能性があるため, 神経損傷による脊髄可塑性とそれに起因する排尿障害について概説する.
「Key Words」膀胱知覚路, ATP分泌系, 脊髄可塑性, 排尿障害, グルタミン酸

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

排尿障害プラクティス2013年10月号(Vol.21 No.3)

排尿障害は臨床のあらゆる科に関係し,その病態と治療方法は多岐にわたる。本誌は QOL を尊重する医学,医療を学ぶ上で必須の項目として,各科の臨床医を主な対象に,実地に役立つよう分かりやすい編集。

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