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M-Review

【特集 求心性の神経伝達と下部尿路機能】

過活動膀胱発症における膀胱上皮下KIT陽性間質細胞の意義

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掲載誌
排尿障害プラクティス Vol.20 No.1 24-31, 2012
著者名
窪田泰江 / 小島祥敬 / 佐々木昌一 / 濱川隆 / 柴田泰宏 / 井村誠 / 郡健二郎
記事体裁
抄録
疾患領域
泌尿器
診療科目
一般内科 / 産婦人科 / 泌尿器科 / 老年科
媒体
排尿障害プラクティス

膀胱と同じく自動運動を有する消化管平滑筋においては, 1893年に発見されたカハールの間質細胞と呼ばれる細胞群が自発興奮の発生, 伝達に重要な役割をしている. そしてこの細胞に似た間質細胞の存在が尿管, 膀胱, 前立腺で報告されており, 自発活動への関与が考えられている. 膀胱において, 間質細胞は粘膜下層や筋層に存在し, 神経や筋組織とともにネットワークを形成している. 最近の解剖学的・生理学的検討により, 間質細胞が粘膜下層におけるC線維を介したシグナル伝達や膀胱平滑筋の自動運動に関与し, 過活動膀胱の発症に中心的役割を担っていると考えられている. さらに間質細胞には, レセプター型チロシンキナーゼであるKITを発現しているものがあり, ICCのマーカーとして用いられているが, KITそのものが膀胱の機能に関与していることがわかってきた. 今後間質細胞やKITの機能解析を行うことにより, これらを標的とした過活動膀胱に対する新しい治療薬の開発が期待される.
「Key Words」過活動膀胱, 間質細胞, c-kit

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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