オムツ外しの問題
オムツ外しの実践と限界(1)
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- 掲載誌
- 排尿障害プラクティス Vol.18 No.3 17-24, 2010
- 著者名
- 大竹登志子
- 記事体裁
- 特集 / 症例 / 全文記事
- 疾患領域
- 泌尿器
- 診療科目
- 脳神経外科 / リハビリテーション科 / 皮膚科 / 泌尿器科 / 神経内科 / 老年科
- 媒体
- 排尿障害プラクティス
筆者は2005年から東京都老人医療センター(2010年から独立行政法人東京都健康長寿医療センター)で外来「さわやか(排泄ケア)相談室」をスタートさせた(図1). まず, 排尿問題を抱えている人が相談室に電話をかけ, その次に来室する. 3年間で約300名をカウンセリングも含めて面談ケアを担当し, 必要に応じて専門医を紹介するシステムを試行した. 担当した約300名のうち8割は通院中であり, 4割は泌尿器科に通院した経験があった. 面談ケアにより, 2名を除き排尿症状の改善, 排尿問題が解決した. 面談ケアとは, 本人の排尿症状, 飲食や生活状況全体の把握, 医療行動, 服薬状況の確認, 心身状態(うつスケール)と対人関係などを談話しながら排尿問題の所在を探り, 生活指導を取り入れ排尿問題を解決するケア方法である. その中からわかってきたことは「現在の医療では中高年の排尿の問題解決には十分ではない」という現状と, 次なる研究課題である. そこに至るまで, 1970年代からの取り組みをオムツに関してかかわった症例やそれに関連して病院, 福祉施設を話題に挙げる. そして, 患者・家族の生活の質のレベルを向上させるためには排泄ケアの研究が重要であることを強調したい.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
