アンチエイジングと排尿障害,ED
ED・LUTS連関のエビデンス
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- 掲載誌
- 排尿障害プラクティス Vol.18 No.2 9-15, 2010
- 著者名
- 寺井章人
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 泌尿器 / アンチエイジング
- 診療科目
- 一般内科 / 泌尿器科 / 老年科
- 媒体
- 排尿障害プラクティス
1990年代以降, 多数の疫学研究によりEDとLUTSの間には時間的関連性も含めた関連性があることは明確になっている. EDとLUTSには共通の病態生理学的メカニズムが提唱され, 現段階では, 加齢, BMI上昇, 運動量低下などメタボリック症候群や生活習慣病関連の諸因子が高インスリン血症, 交感神経系の機能亢進を来し, EDとLUTSの発症および前立腺増殖に繋がるとの説が有力である. また, 血管内皮機能異常に伴うeNOS活性低下およびNOレベル減少もEDとLUTSの両方に関与していると推測されている. 「はじめに」下部尿路症状(lower urinary tract symptoms;LUTS)と性機能障害(erectile dysfunction;ED)は, いずれも高齢者では高頻度に認められる症状であり, 以前は両者ともに加齢現象の一部であり無関係なものと考えられていた. 1990年代に入って, 計量心理学的(psychometric)な質問票(questionnaire)を用いた自覚症状の定量的評価が一般的に行われるようになると, LUTSとEDの間には関連性があり, LUTSは年齢要因とは独立したEDの危険因子であるとの疫学調査結果が次々に報告されるようになってきた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
