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掲載誌
CARDIAC PRACTICE Vol.25 No.3 91-93, 2014
著者名
筒井 裕之
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
診療科目
循環器内科 / 心臓血管外科
媒体
CARDIAC PRACTICE

数多くの大規模臨床試験によって「左室駆出率が低下した心不全Heart failure with reduced ejection fraction (HFrEF)」に対する薬物治療が確立されてきたのに対し, 心不全患者全体の30~50%を占める「左室駆出率が保持された心不全Heart failure with preserved ejection fraction (HFpEF)」に対する薬物治療は確立していない1)2). HFpEFは高齢者が多く, 基礎疾患として高血圧が最も重要で, 糖尿病や心房細動, 慢性腎臓病(chronic kindney disease: CKD)の合併も多いことが知られている(表1)3)-6). そのような臨床的特徴を踏まえると, ACE阻害薬やアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)などのレニン・アンジオテンシン系抑制薬の有効性が期待されるのは当然である. しかしながら, ARBカンデサルタンを用いたEffects of candesartan in patients with chronic heart failure and preserved left-ventricular ejection fraction (CHARM-Preserved)試験, ACE阻害薬ペリンドプリルを用いたThe perindopril in elderly people with chronic heart failure (PEP-CHF)試験, ARBイルベサルタンを用いたIrbesartan in patients with heart failure and preserved ejection fraction (I-PRESERVE)試験のいずれもが, 1次エンドポイントを有意に改善できなかった.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

CARDIAC PRACTICE2014年8月号(Vol.25 No.3)

急速かつ長足の進歩を遂げている心臓・血管系領域における最新の情報を分かりやすく解説し,グラビアをはじめビジュアルな誌面構成で第一線の臨床医に有用な情報を提供することに主眼をおいている。

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