【特集 Structural Heart Diseaseへのハートチーム・インターベンション治療】
拡がってきた短絡性心疾患への低侵襲治療 承認を待つ卵円孔開存(PFO)のカテーテル閉鎖術の適応と治療成績,世界の報告から
Percutaneous closure of PFO -Urgent need for approval-
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- 掲載誌
- CARDIAC PRACTICE Vol.25 No.3 31-34, 2014
- 著者名
- 河村朗夫
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 脳血管障害 / 小児疾患
- 診療科目
- 循環器内科 / 心臓血管外科 / 脳神経外科 / 神経内科 / 手術・救急 / 小児科
- 媒体
- CARDIAC PRACTICE
[PFOと奇異性塞栓] 卵円孔開存(patent foramen ovale: PFO)は心房中隔の開口部で, 胎盤を経由して供給される酸素分圧の高い動脈血を右心房から左心房を経て, 胎児の脳へと導くための重要な構造である. 出生後, 卵円孔は自然に閉鎖するが, 成人に達しても自然閉鎖がみられない場合をPFOと呼んでいる. 剖検例などによる検討から, 成人の10~25%はPFOを有していると考えられている. 1877年に, PFOを介した奇異性塞栓による脳梗塞の症例が初めて報告されて以来, PFOが脳梗塞の一因であると認識されるようになった. 奇異性塞栓とは静脈系で形成された血栓が何らかの右左短絡を介して動脈系へと流入し, 塞栓を生じる病態をいう. 右左短絡の多くは心房中隔欠損(Atrial septal defect: ASD)やPFOといった心臓内の短絡か, 肺動静脈瘻によるものである.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
