リレーエッセイ:MENTORING―Message to Next Generation
循環器病研究の新たな潮流
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- 掲載誌
- CARDIAC PRACTICE Vol.24 No.2 72-73, 2013
- 著者名
- 堀 正二
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器
- 診療科目
- 循環器内科 / 心臓血管外科 / 放射線科
- 媒体
- CARDIAC PRACTICE
循環器学の近年の歴史を振り返ってみると約20年単位で曲がり角を迎えていることに気づく. これは, 疾病構造の変革と医療者側の医療提供内容の変化が相互に絡み合って生じる現象と捉えてもよいのかも知れない. 1970年以前は, 循環器疾患の診断技術は, 心音聴取, 心電図, 胸部レ線が主であり, 先天性疾患や弁膜疾患の確定診断と手術適応のための心臓カテーテル検査が最も進んだ診断技術であった. 選択的冠動脈造影法が我が国に導入されたのは1970年頃であるが, 当時はPCIはなく, 急性冠症候群急性期の治療はもっぱら保存的に行われていた. PCI技術がGruentzigによって導入され再潅流治療全盛の時代を迎えるのは1990年以降である. 診断面では, 1970年以降, 超音波技術の発展が目覚ましく, 2Dエコーやカラードップラ法など心エコー診断が急速に普及した. その結果, 弁膜疾患のみならず心筋疾患, なかでも肥大型心筋症と拡張型心筋症の病態診断が飛躍的に進んだのは事実である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
