症例による病態栄養講座
第79回 糖尿病の栄養管理―ビタミンの観点から―
Nutritional management for diabetic diet therapy, the point of view of vitamins
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- 栄養-評価と治療 Vol.31 No.1 11-16, 2014
- 著者名
- 中川明彦
- 記事体裁
- 症例 / 抄録
- 疾患領域
- 糖尿病 / 栄養管理
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- 栄養-評価と治療
「Point」「栄養医学史のビタミン」多くの研究者の積み重ねにより発見されたビタミンは, 1753年, 英国の医師ジェームズ・リンド博士が壊血病の予防に野菜と柑橘類を用いることを奨励したことに始まった. わが国では, 1884年(明治17年)海軍医の高木兼寛氏が大規模調査を行い食物改良により脚気の改善を計ることに成功し, 1910年(明治43年)農学者の鈴木梅太郎氏は糠と麦と玄米には脚気を予防する効果があることを発見し, 翌年, 米糠中の有効成分(オリザニン: ビタミンB1)の濃縮に成功してヒトと動物の生存に不可欠な栄養素の概念を確立した. ただし, 結晶の分離には至らず, 1912年(明治45年)ポーランドの生化学者カシミール・フンク博士がオランダの医師クリスティアーン・エイクマン博士により示唆された米糠の結晶の抽出に成功し, 「生命(vital)のアミン(amine)」の意から「vitamine」(現在: vitamin)と名付けた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
