SUMMARY 幽門輪温存膵頭十二指腸切除術(PpPD)の周術期に間接熱量測定を施行し,エネルギー消費量と呼吸商(RQ)を測定した。その結果,術後2週まで代謝亢進が継続し,Harris-Benedict式における基礎エネルギー消費量にストレス係数1.2を乗ずれば,適切な投与量が算出できることが明らかとなった。この結果から,PpPD術後の必要エネルギーは30~33kcal/kg/日と計算された。一方,RQには有意な変化はみられなかった。