小児の栄養管理
小児の栄養療法と代謝特性
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- 掲載誌
- 栄養-評価と治療 Vol.27 No.4 28-33, 2010
- 著者名
- 長谷川史郎 / 福本弘二 / 漆原直人 / 福澤宏明 / 杉山彰英 / 長江秀樹 / 渡邉健太郎 / 光永眞貴 / 三宅啓
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / 小児疾患 / 栄養管理
- 診療科目
- 小児科
- 媒体
- 栄養-評価と治療
『SUMMARY』 小児の少ないエネルギー備蓄量, 蛋白代謝ではその合成と分解が早く, アミノ酸代謝の未熟性とも関連した害作用の可能性, 脂質代謝では必須脂肪酸欠乏の危険性と代謝の未熟性, 糖質代謝では低血糖高血糖の問題などがある. これらに関連し, 成人とは異なった肝障害がみられることが特徴で, 小児の代謝特性について, 新生児・幼若乳児の静脈栄養を念頭に概説する. 『I はじめに』 小児の代謝特性とはいっても, 未熟児および新生児を中心とする幼若乳児期と年長児では大きく異なっている. 本稿では栄養輸液に伴ってみられる重篤な肝機能障害をきたすリスクの高い幼若乳児期の代謝特性を中心に概略を述べたい. 『II 水分代謝』 体を構成する体水分量は新生児で体重の約70%, 低出生体重児ではさらに多く80%以上を占める. 成人では約60%に減少するが, この差はほとんど細胞外液量の構成比率の減少である. 1日必要水分量は新生児早期ではおよそ100ml/kgで3ヵ月から6ヵ月齢頃には最も多く140~160ml/kgとなり, 体重の14~16%が毎日入れ替わっていることになる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
