全文記事
食品と医薬品の相互作用
医薬品の吸収・分布に対する栄養素,食品の影響
購入する
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- 栄養-評価と治療 Vol.26 No.5 28-33, 2009
- 著者名
- 須永克佳
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 消化器 / 栄養管理
- 診療科目
- 一般内科 / 消化器内科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- 栄養-評価と治療
「SUMMARY」薬物の消化管吸収における食物との相互作用については, 食品成分が医薬品に与える物理化学的影響, 消化器系に対する生理学的影響, 消化管上皮細胞の薬物代謝酵素やトランスポーターへの生化学的影響が重要となる. また, 分布過程では血漿たんぱく質との結合率が薬効, 薬物の消失に重要な要因となるため結合を競合する食品成分が存在すれば相互作用の可能性が生じるため, 今後重要な課題である. 「I 吸収過程での相互作用」「1. 医薬品の吸収過程における摂食の影響要因と影響」食物摂取による影響の要因として, 胃内容物排出速度(gastric emptying rate;GER)の変化, 胆汁分泌, 消化管内pHの変化, 消化管血流の変化, 消化管粘膜における薬物代謝および輸送への影響が挙げられる1). さらに, 食物中の脂質, たんぱく質, 糖質, 食物繊維, ミネラル類の構成も医薬品の吸収に大きな影響を及ぼすことがある(表1).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
