Do you know what you really want to do, and why?　日・米・英・瑞・丁をめぐる私の答え探し

招待講演者として登壇すると，「坂本先生はちょっと変わった経歴の持ち主」とホストから紹介されることがしばしばです。実際は自分がやりたいことを見つけ出すのに時間がかかり，人よりも少し寄り道が多かったのかもしれません。 私はいわゆる「バブルの時代」に早稲田大学教育学部英語英文学科を卒業し，特に将来のキャリアに対して明確なビジョンや目標のないまま第一生命保険相互会社（現・第一生命保険株式会社）に入社しました。半年ほど勤務した後に退職し，フリーランスのエアロビックダンス指導者として生計を立て，学生時代から真剣に取り組んでいたエアロビックダンス競技の全日本選手権で入賞を果たしました（が日本代表として世界選手権に出場するという最終目標は達成できませんでした）。その過程で，一般の方やアスリートの健康増進や競技力向上の手助けをする運動指導者，トレーナーの仕事に興味をもちました。そこで専門的な運動生理学の知識や最新のトレーニング理論を身につけるため，筑波大学大学院体育研究科修士課程に入学しました。