【特集 わが国の最近の生活習慣病コホート/ビッグデータ研究と臨床試験】
Ⅲ.大規模臨床試験
1.EMPATHY研究
購入する
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- The Lipid Vol.30 No.3 47-53, 2019
- 著者名
- 田中正巳 / 伊藤 裕
- 記事体裁
- 特集 / 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 代謝・内分泌
- 診療科目
- 循環器内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科
- 媒体
- The Lipid
- Key Words
- EMPATHY研究 / 高LDLコレステロール血症 / 糖尿病性網膜症 / 一次予防 / スタチン
EMPATHY研究は,高LDLコレステロール(LDL-C)血症と網膜症を合併した一次予防の2型糖尿病症例を対象にして,スタチン単剤による厳格なLDL-C低下療法の有効性と安全性を検証した大規模臨床試験である.心血管イベントの危険因子として糖尿病性網膜症に焦点を当てた点と,treat to targetアプローチの妥当性を評価した点が本研究の特徴である.LDL-C70mg/dL未満を目指す強化療法は100mg/dL以上120mg/dL未満を目指す標準療法と比べてLDL-Cを有意に低下させたが,主要評価項目である心,脳,腎,血管イベントの発症を抑制することはできなかった.その原因として,両群が達成したLDL-C値の差が予想より小さかったことが考えられる.強化療法は標準療法と比べて重篤な有害事象の増加を認めなかった.
「KEY WORDS」EMPATHY研究,高LDLコレステロール血症,糖尿病性網膜症,一次予防,スタチン
「KEY WORDS」EMPATHY研究,高LDLコレステロール血症,糖尿病性網膜症,一次予防,スタチン
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
