【特集 新しいリピドーシス―中性脂肪と臓器障害―】
特集にあたって
購入する
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- The Lipid Vol.27 No.3 14-15, 2016
- 著者名
- 石橋俊
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 代謝・内分泌
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科
- 媒体
- The Lipid
脂肪組織などに生理的に存在する中性脂肪も過剰に蓄積すると,肥満となって2型糖尿病をはじめとする多くの疾患を併発する.脂肪組織の緩衝許容量を超えた中性脂肪は脂肪酸として溢れ,他臓器で再度中性脂肪に再合成され臓器障害を呈するためと理解される.このような機序による細胞障害を,Roger Ungerらは脂肪毒性とよんだ.生理的には微量にしか存在しない脂質の蓄積病であるリピドーシスの現代版といえなくもない.一方,肥満あるいはエネルギー過剰はいかにして諸臓器の脂肪蓄積を招き,蓄積した中性脂肪はいかにして細胞障害・臓器障害を招くのかという命題に対する答えが近年かなり明瞭になってきた.そこで本企画では,第一部として,中性脂肪の合成・輸送・分解の分子機構,さらに臓器障害との関係を概説していただいた.第二部として,中性脂肪の蓄積過剰が障害をもたらす臓器を個別に取り上げ,それらの診断・治療の最新の情報を解説していただいた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
