【特集 HDL機能と病態・創薬】
Ⅱ.HDLを標的とした動脈硬化性疾患治療の現状と未来 人工HDL
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- 掲載誌
- The Lipid Vol.25 No.3 86-94, 2014
- 著者名
- 上原吉就 / 朔啓二郎
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 代謝・内分泌
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- The Lipid
[Summary] スタチンは強力なコレステロール低下作用をもち, さまざまな前向き臨床試験において心血管病リスクを30~40%抑えることが明らかになっていることから, 今日では心血管治療の標準治療薬という位置付けになっている. しかしながら, 一方ではその残存リスクが重要視されている. そこで, 多くの疫学研究で高比重リポ蛋白(HDL)コレステロールの低値と心血管病リスク増加との関連が示されていることから, このHDLを標的とした治療が新たな心血管治療のターゲットとして注目されている. なかでもCETP阻害薬のようなHDLのコレステロール量を増加させる治療とは異なったアプローチとして, 人工的なHDLを用いることでHDLを増強させる新たな動脈硬化治療の取り組みが注目されている. 「はじめに」 これまでにFramingham試験やPROCAM試験を代表とする多くの疫学研究から高比重リポ蛋白(HDL)コレステロールの低値が心血管病リスクを増加させ, 低比重リポ蛋白(LDL)コレステロールとは独立した危険因子であることが示されている1,2).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
