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M-Review

【特集 HDL機能と病態・創薬】

Ⅰ.HDL機能 病態によるHDL機能の変化―疾患(冠動脈疾患,糖尿病等)

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掲載誌
The Lipid Vol.25 No.3 51-58, 2014
著者名
木庭新治
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器 / 代謝・内分泌
診療科目
一般内科 / 循環器内科 / 心臓血管外科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科 / 小児科
媒体
The Lipid

[Summary] HDLコレステロール(HDL-C)の低下は冠動脈硬化性心疾患(CAD)の独立した危険因子である. 一方, メンデルランダム化解析によると遺伝的なHDL-Cの上昇は, 心筋梗塞のリスクと関連しなかった. HDL-Cの低下よりもHDLのコレステロール引き抜き能の低下がCADリスクと関連し, HDL粒子組成とHDL粒子の機能が健康人とCAD患者で異なることが示されている. 健康人のHDLは血管内皮細胞のNO産生を介して抗炎症・抗酸化・血管内皮保護作用を有するが, CADのHDLでは, コレステロール引き抜き能の低下, 抗酸化機能の低下, NO産生障害など抗動脈硬化作用がみられないことが指摘されている. HDLの多面的作用の低下が動脈硬化と関連する. 「はじめに」 多くの疫学研究・介入試験により, HDLコレステロール(HDL-C)の低下は冠動脈硬化性心疾患(CAD)の独立した危険因子であることは明らかである.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

The Lipid2014年7月号(Vol.25 No.3)

近年の脂質代謝の研究は医学,工学,薬学,農学などあらゆる分野で,基礎的な研究にとどまらず応用の分野においても急速な進歩を遂げてきており,それらが病気の診断・治療に直接,間接に貢献してきたといえる。このような進展著しい脂質の研究の現況を,さまざまな視点から捉え,詳細な解説を加える専門誌。

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