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M-Review

症例検討 脂質代謝異常症への多角的アプローチ

低βリポ蛋白血症に認められた短縮アポBおよび機能低下型PCSK9遺伝子変異

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掲載誌
The Lipid Vol.24 No.4 101-108, 2013
著者名
野原淳 / 勝田省嗣 / 川尻剛照 / 山岸正和 / 馬渕宏
記事体裁
症例 / 抄録
疾患領域
循環器 / 代謝・内分泌 / 消化器 / 小児疾患 / 癌
診療科目
循環器内科 / 消化器内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 腫瘍内科 / 小児科
媒体
The Lipid

「はじめに」電気泳動所見から低βリポ蛋白血症とよばれるアポB含有リポ蛋白の低下は種々の疾患に伴う二次性の場合が多いが, アポBの遺伝子異常による短縮アポBは家族性低βリポ蛋白血症(familial hypobetalipoproteinemia; FHBL)をきたす. 近年の研究により, LDL受容体の分解にかかわるproprotein convertase subtilisin/kexin 9 (PCSK9)の機能亢進型変異が高LDL血症をきたし, 同遺伝子の機能低下型変異はFHBL同様に低LDL血症の原因となり, PCSK9の機能的遺伝子変異は比較的頻度が高いことがわかってきた. PCSK9による低βリポ蛋白血症は冠疾患に対し予防的であることが示されている. 本稿では, われわれが経験した原発性低βリポ蛋白血症14例においてアポB遺伝子およびPCSK9遺伝子解析を行い, 遺伝的背景と臨床像からの考察を報告したい.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

The Lipid2013年10月号(Vol.24 No.4)

近年の脂質代謝の研究は医学,工学,薬学,農学などあらゆる分野で,基礎的な研究にとどまらず応用の分野においても急速な進歩を遂げてきており,それらが病気の診断・治療に直接,間接に貢献してきたといえる。このような進展著しい脂質の研究の現況を,さまざまな視点から捉え,詳細な解説を加える専門誌。

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