症例検討 脂質代謝異常症への多角的アプローチ
著明な高インスリン血症と異所性脂質蓄積を伴った肥満2型糖尿病の1例
購入する
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- The Lipid Vol.24 No.3 81-83, 2013
- 著者名
- 砂川澄人 / 新垣多賀子 / 平良伸一郎 / 益崎 裕章
- 記事体裁
- 症例 / 抄録
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / 糖尿病
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 神経内科 / 老年科
- 媒体
- The Lipid
[はじめに] 内臓脂肪・皮下脂肪のみならず, 第3の脂肪とよばれている異所性脂質が注目されている. 異所性脂質とは, 肝臓・骨格筋・心臓や膵臓など, 正常ではごく少量の脂肪しか含まれない非脂肪組織において蓄積した脂質を指す. これら異所性の脂質蓄積, 特に肝臓や骨格筋における過剰な脂質蓄積が糖尿病・高血圧症・心血管病の発症や進展に関与することが注目されている1). 今回われわれは, 著しい高インスリン血症をきたした肥満2型糖尿病の1例を経験した. その発症要因の1つとして肝臓や骨格筋の脂質蓄積過剰が関与する可能性について考察を踏まえ報告する. [症例] 66歳女性. 既往歴: 後天性聾唖(幼少時の高熱を機に発症). 13年前にバセドウ病と診断, 現在寛解中. 1年前に無症候性ラクナ梗塞にて抗血小板薬を内服中. 家族歴: 母と同胞が高血圧. 糖尿病の家族歴なし. 現病歴: 30歳代より肥満症, 高血圧症, 脂質異常症にて通院.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
