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M-Review

【特集 代謝循環器系薬剤の多面的作用】

チアゾリジン誘導体

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掲載誌
The Lipid Vol.24 No.2 51-57, 2013
著者名
山内 敏正 / 門脇 孝
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器 / 代謝・内分泌 / 糖尿病
診療科目
一般内科 / 循環器内科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科
媒体
The Lipid

[Summary] チアゾリジン誘導体は, PPARγのアゴニストとして作用し, 小型の脂肪細胞の数を, 特に皮下脂肪において増加させ, インスリン抵抗性改善作用と抗動脈硬化作用を有するアディポネクチンを増加させ, MCP-1やFFA, TNF-α等の悪玉のアディポカインを低下させる. エネルギーの流れとして, 皮下脂肪組織量を増加させることによって, 内臓脂肪組織量や肝臓・骨格筋等における異所性の脂肪蓄積量を低下させる. PPARγは脂肪細胞のみならず, 動脈硬化巣を形成する, マクロファージや血管内皮細胞にも発現が認められる. それ故, チアゾリジン誘導体は, 血管壁にも直接作用を発揮し, 抗炎症作用や脂質の引き抜き作用などによって, 動脈硬化を抑制する. 「はじめに」肥満はインスリン抵抗性を基盤としてメタボリックシンドローム・糖尿病をきたし, わが国の死因の上位を占める心血管疾患(心筋梗塞, 脳梗塞等)の主要な発症・増悪の原因になっていると考えられる.
「Key Words」PPARγ,アディポネクチン,インスリン抵抗性,内臓脂肪,抗炎症作用

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

The Lipid2013年4月号(Vol.24 No.2)

近年の脂質代謝の研究は医学,工学,薬学,農学などあらゆる分野で,基礎的な研究にとどまらず応用の分野においても急速な進歩を遂げてきており,それらが病気の診断・治療に直接,間接に貢献してきたといえる。このような進展著しい脂質の研究の現況を,さまざまな視点から捉え,詳細な解説を加える専門誌。

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