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M-Review

巻頭言

動脈硬化の疾患モデル

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掲載誌
The Lipid Vol.23 No.1 1-2, 2012
著者名
友池仁暢
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器 / 代謝・内分泌
診療科目
一般内科 / 循環器内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科
媒体
The Lipid

故K.T.Lee先生, 故渡辺嘉雄先生に敬意と謝意を表しつつ, 動脈硬化発生に関連した疾患モデルを述べさせていただく. 三十数年前の夏, 熱帯夜が記録的に続くようになり始めたのはこの頃からと記憶しているが, 中村元臣先生(九州大学医学部附属心臓血管研究施設・循環器内科初代教授)の指示でワシントン近郊アーバニイにあるワシントン大学病理学教室のK.T.Lee教授室を訪問した. Lee教授はブタ冠動脈の内膜を剥離して高コレステロール食で飼育すると内膜剥離部に動脈硬化が進行することを明らかにされ, このモデルを用いて一連の病理学的研究を進めておられた. 確か一泊二日のあわただしい日程であったが, 高コレステロール食の調製室から飼育室, 実験室いずれも広々としていて行き届いた設備の研究室を拝見し, 日本では到底できない環境と感じた. Lee教授は温厚な人柄で, 「何でも教えてあげますよ」という温かさと穏やかさをお示しくださった. こちらが一生懸命英語で見学の意図を説明しようとすると, 「無理することはないですよ, 日本語でどうぞ」と言われた. 先生の日本語は大変流暢であった.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

The Lipid2012年1月号(Vol.23 No.1)

近年の脂質代謝の研究は医学,工学,薬学,農学などあらゆる分野で,基礎的な研究にとどまらず応用の分野においても急速な進歩を遂げてきており,それらが病気の診断・治療に直接,間接に貢献してきたといえる。このような進展著しい脂質の研究の現況を,さまざまな視点から捉え,詳細な解説を加える専門誌。

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【特集 ステロイドホルモンと脂質代謝―最近の進歩と臨床の新展開―】

症例検討 脂質代謝異常症への多角的アプローチ