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サロゲートマーカー

Ⅱ.糖代謝・炎症・酸化 A novel cardiovascular marker: pentraxin 3

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掲載誌
The Lipid Vol.21 No.1 38-42, 2010
著者名
井上健司
記事体裁
特集 / 全文記事
疾患領域
循環器 / 代謝・内分泌
診療科目
一般内科 / 循環器内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科
媒体
The Lipid

[Summary]Pentraxin3はCRPと同じpentraxin familyに属する急性炎症反応性蛋白である. しかしその発現分布はCRPと異なり, 主に動脈硬化巣に存在する細胞(内皮, 平滑筋, 好中球, マクロファージなど)に限局している. さらにin vitroデータではあるが, ヒト内皮細胞においてスタチンにより, 6,000余りのヒト遺伝子の中で最もRNAレベルの発現が抑制された遺伝子であった. CRPの仲間で, 主に動脈硬化巣で発現し, スタチンの標的遺伝子の可能性というストーリーは, pentraxin3は大変魅力的なバイオマーカーになるのではないかという期待をもたせる. そこで筆者らは, 高感度測定系を開発し, 大規模健診者データから正常値を規定した. またpentraxin3は古典的冠血管危険因子と独立性の高い因子であり, 不安定狭心症患者で有意に上昇することを報告した. 今後さまざまな臨床研究結果の報告が期待される. 「はじめに」バイオマーカーは1989年にMedical Subjects Headingに「測定することにより, たとえば病気になりうるリスク, 精神的疾患, 環境曝露による影響, 病気診断, 代謝過程, 中毒や妊娠, 発生過程などを定量測定できうる生物学的パラメーター」と定義されている.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

全文記事
The Lipid2010年1月号(Vol.21 No.1)

近年の脂質代謝の研究は医学,工学,薬学,農学などあらゆる分野で,基礎的な研究にとどまらず応用の分野においても急速な進歩を遂げてきており,それらが病気の診断・治療に直接,間接に貢献してきたといえる。このような進展著しい脂質の研究の現況を,さまざまな視点から捉え,詳細な解説を加える専門誌。

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