【特集 肥満2型糖尿病の実践的管理】
高度肥満2型糖尿病の減量外科治療の最前線 2)有用性に関する基礎的検討 (1)消化管ホルモンの面から
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- 掲載誌
- Diabetes Frontier Vol.26 No.1 78-83, 2015
- 著者名
- 山本寛
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 糖尿病
- 診療科目
- 糖尿病・代謝・内分泌科
- 媒体
- Diabetes Frontier
「はじめに」高度肥満症に対する内科治療はきわめて難渋することが知られており,減量外科治療は,長期的な減量効果を発揮できる重要な治療の選択肢である。このことは,平均BMI(body mass index)41kg/m2の肥満患者を減量手術群と非手術群に分けて追跡した前向きコホート研究であるSwedish Obese Subjects(SOS)studyによっても,明らかにされた1)。高度肥満症はまた,糖尿病をはじめとする健康障害を合併することが多く,これまでに減量手術による健康障害の改善に関する報告が数多く示され,2004年Buchwaldらによりメタ解析として報告された2)。それにより,減量手術による糖尿病の寛解は77%にも及ぶことが明らかになった。この糖尿病改善効果は,減量が十分に得られる前の術後早期の段階ですでに発揮されることから,そのメカニズムとして体重減少や内臓脂肪の減少を介した間接的な効果ではなく,消化管手術による何らかの直接作用が考えられている。減量手術による糖尿病の改善メカニズムを解明することは,個々の患者の術式の選択に重要であるとともに,糖尿病治療の創薬を含む新たな治療戦略の開発につながることが期待され,非常にエキサイティングな研究領域である。
「key words」減量手術,スリーブ状胃切除術,消化管ホルモン,GLP-1,グレリン
「key words」減量手術,スリーブ状胃切除術,消化管ホルモン,GLP-1,グレリン
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
