基礎講座 糖尿病と実践臨床統計学
多重比較とは何か
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- 掲載誌
- Diabetes Frontier Vol.25 No.6 733-741, 2014
- 著者名
- 川口淳 / 角間辰之
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 糖尿病
- 診療科目
- 糖尿病・代謝・内分泌科
- 媒体
- Diabetes Frontier
「はじめに」集めたデータに対して統計解析を行う際に,仮説検定(以下,検定)がよく用いられる。通常の検定では,1つの仮説に対して1つの結論を導くものであるが,結論を得るまでの過程が複雑になる,データ数が膨大になり検定する項目が増える,などの理由から1つの結論を得るために複数の検定を行うことに遭遇し得る。複数の検定を行うという状況の例として,①3群以上の群間比較,②2つ以上の評価項目,③1人の被験者に対して繰り返し測定がされ,それぞれの時点での比較,④試験の続行・中止などを決めるための中間解析,⑤解析対象全体から抽出されたある特徴をもった部分集団ごとに解析を行う部分集団解析など。これらの解析方法については角間,服部(2012)1)を参照されたい。近年盛んに行われている,遺伝子解析や脳画像解析などの高次元データ解析において,最も単純な方法の1つとして,何万となる遺伝子もしくはボクセルと呼ばれる脳画像最小単位ごとに検定を行い,その有意性より遺伝子もしくは脳部位の検出を行う状況もある。
「Key Words」統計学的仮説検定,多重補正,過誤,臨床試験,高次元データ解析
「Key Words」統計学的仮説検定,多重補正,過誤,臨床試験,高次元データ解析
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
