【特集 2型糖尿病治療の新時代を迎えて】
Na+/グルコース共役輸送担体(SGLT2)阻害薬 (2)SGLT,GLUTの遺伝子調節と腎性尿糖
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- 掲載誌
- Diabetes Frontier Vol.24 No.6 707-710, 2013
- 著者名
- 美馬晶 / 土井俊夫
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 糖尿病 / 腎臓 / 小児疾患
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- Diabetes Frontier
[はじめに] 腎性尿糖とは尿中にグルコースが認められるが, 高血糖を伴わないものを指す. 腎臓はグルコース恒常性の維持に重要な役割を演じている. すなわち, 本来血中グルコースは1日に約144gが糸球体濾過を受け, 尿細管で99%以上が再吸収される. しかしながら170~180mg/dL以上の濃度になると再吸収閾値を超え, 尿糖が出現する. グルコースは細胞内に取り込まれる際に糖輸送担体と呼ばれる膜蛋白を用いる. すなわち, 細胞内外の濃度差に基づく促通拡散輸送を行う促通拡散型糖輸送担体(glucose transporter: GLUT)と, ナトリウム共役能動輸送性糖輸送担体(sodium glucose cotransporter: SGLT)に大別される. 遺伝性腎性尿糖の原因遺伝子としてGLUT2, SGLT2の遺伝子異常が知られるようになった. 近年, SGLT2を阻害することで腎からの尿糖排泄を促進し, インスリン非依存的に血糖値を下げる試み, すなわち2型糖尿病に対する新規治療薬としてのSGLT2阻害薬が開発されている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
