【特集 2型糖尿病治療の新時代を迎えて】
インクレチンと血糖管理 (3)GIP受容体シグナルと膵島作用とその異常
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- 掲載誌
- Diabetes Frontier Vol.24 No.6 663-666, 2013
- 著者名
- 佐藤雄大
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 糖尿病
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科
- 媒体
- Diabetes Frontier
[I. GIP] 20世紀初めに十二指腸から抽出した物質が, 尿糖減少作用をもつことをMooreらは報告した. その後この物質は, 膵からのインスリン分泌を促進させる因子としてインクレチンと命名された. 1970年Brownらによって, ブタの腸管より胃酸分泌を抑制する因子としてGIP (gastric inhibitory polypeptide)が単離され, 1973年Dupreらにより, このGIPをヒトに注射したところインスリンの分泌が促進されたことが報告されたため, GIPがそれまで実体が不明であったインクレチンの候補となった. GIPは42個のアミノ酸からなるポリペプチドであり, 主に十二指腸と近位空腸に存在するK細胞で産生されるが, 近年では, 膵のα細胞やβ細胞での産生も報告されている1)2). GIPの一次構造はグルカゴン, セクレチン, VIP (vasoactive intestinal polypeptide)などと相同性が高く, グルカゴンファミリーとして分類されている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
