総説
レニン・アンジオテンシン系阻害薬を再考する~併用治療の功罪の面から~
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- 掲載誌
- Diabetes Frontier Vol.24 No.2 137-147, 2013
- 著者名
- 片山 茂裕
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 高血圧 / 糖尿病
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科
- 媒体
- Diabetes Frontier
[はじめに] 1982年に最初のACE阻害薬であるカプトプリルが, 1998年に最初のアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)であるロサルタンが上市された. そして, 2009年末から直接的レニン阻害薬(DRI)であるアリスキレンが臨床応用された. もちろん, それぞれの薬剤は単独投与で降圧薬としての有効性を示し, 認可されているわけであるが, 表1に示すように, レニン・アンジオテンシン(RA)系の阻害様式が異なるため, これらの薬剤を併用することにより, RA系をより完全に阻害でき, 血圧や蛋白尿, 血管内皮障害といった代替エンドポイントの改善が心保護・腎保護作用につながるのではないかと期待された. そして, RA系二重阻害(dual blockade)の治療コンセプトは有効性や安全性に関する確固たるエビデンスはないにもかかわらず, これまで広く受け入れられてきた. 実際, 両薬剤の併用は心不全や糖尿病に関するいくつかのガイドラインで言及されている.
「Key Words」高血圧,心血管疾患,糖尿病腎症,ACE阻害薬,アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB),直接的レニン阻害(DRI)
「Key Words」高血圧,心血管疾患,糖尿病腎症,ACE阻害薬,アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB),直接的レニン阻害(DRI)
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
