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糖尿病フットケア臨床の実際と展望
Ⅱ わが国の糖尿病フットケアの現状,問題点と今後の展望について 糖尿病フットケアにおける内科医の役割とは
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- 掲載誌
- Diabetes Frontier Vol.22 No.3 258-262, 2011
- 著者名
- 内村功
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 糖尿病
- 診療科目
- 一般内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科
- 媒体
- Diabetes Frontier
はじめに
糖尿病足病変(Diabetic Foot)の治療を振り返ってみると,1990年頃はまだいくつもの選択はなく,感染に対する抗生物質の点滴と,循環改善薬の投与が主であった。当時の日本は長期入院の制限が緩い医療保険制度のために,足病変が治癒するまで長期間入院で治療が続けられ,結果だめなら切断をするということが一般的であった。しかしこの時期に医療費の高い米国では経済的な理由から,切断が選択されることが多かった。下肢切断を行った患者の生命予後は必ずしも良くないうえ,患者のQOLは著しく損なわれた。そのため救肢が叫ばれるようになり,治療法の進歩により着実に成果をあげてきた。患者のQOLを考え積極的に救趾を心がけることは,逆に医療費を抑制する結果となることが海外でも一般的に受け入れられるようになり1),足病変を予防するためのフットケアが市民権を得るに至った。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
