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基礎講座 膵β細胞の再生医療
内在性膵細胞からの再生
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- 掲載誌
- Diabetes Frontier Vol.21 No.3 355-359, 2010
- 著者名
- 山田聡子 / 小島至
- 記事体裁
- 連載 / 全文記事
- 疾患領域
- 糖尿病 / 消化器 / 再生医療
- 診療科目
- 一般内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科 / 小児科 / 消化器外科
- 媒体
- Diabetes Frontier
「はじめに」失われたβ細胞を再生することは, 糖尿病治療のゴールの1つと考えられる. これまでの数多くの研究から, ヒトでもインスリン必要量の変化に応じてβ細胞量が増減し, またヒト成体の膵にもさまざまな膵幹(前駆)細胞が存在し, これを体外に取り出してin vitroでインスリン産生細胞を作製できることがわかってきた. こうした成体内に存在する膵幹(前駆)細胞からβ細胞への分化・新生を人為的に誘導・促進・調節して再生することが可能となれば, 夢の新しい糖尿病再生治療への道が開ける. 本稿では, この分野の研究の現況を総括し, 今後の展望と課題を述べる. 「I 膵臓の再生」膵臓の再生のメカニズムはこれまで主にげっ歯類を用いて検討されてきた. げっ歯類では人為的にβ細胞量を減らすことで比較的簡単に膵再生が惹起される. ラットの膵臓を90%切除すると, 内・外分泌両細胞が再生して切除前の膵体積の80%にまで回復する.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
