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糖尿病と感染症
Ⅰ 糖尿病と易感染性 新型インフルエンザと糖尿病
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- 掲載誌
- Diabetes Frontier Vol.21 No.3 288-296, 2010
- 著者名
- 櫻井滋 / 諏訪部章 / 佐藤譲
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 糖尿病 / 呼吸器 / 感染症
- 診療科目
- 一般内科 / 呼吸器内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科 / 手術・救急 / 小児科
- 媒体
- Diabetes Frontier
「はじめに」2009年3月にメキシコ, 4月には米国に出現した新型インフルエンザ(2009 H1N1)1)は, 発生の初期には1957年と1968年の大流行や歴史的犠牲者数を記録した1918年の有名なスペイン風邪の世界流行を想起させるに十分であり, WHOも2009年6月11日, パンデミックアラートの警告段階を「少なくとも2つの国あるいは地域における, 広範な伝播が生じていること」を意味する最高位のレベル6に引き上げた2). その後, 2009 H1N1は世界流行(パンデミック)へと進展した経過は周知のごとくである. 後にウイルスの病原性は通常の季節型インフルエンザと同等3)と評価されることになるが, 基礎疾患などの存在に依存して重症化し, 死亡する例が報告されている. 幸いなことに, わが国における感染者の死亡率は諸外国に比して低い4)と報告されてはいるものの, 易感染性や重症化リスクを有する個人にとっては, 統計学的数値とは別の脅威となり得る.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
