エイジングとアンチエイジング機構と糖尿病
エイジング,アンチエイジングと膵内分泌細胞機能障害 (3)Autophagyと膵β細胞容積調節
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- 掲載誌
- Diabetes Frontier Vol.21 No.1 70-77, 2010
- 著者名
- 綿田 裕孝
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 糖尿病
- 診療科目
- 一般内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科
- 媒体
- Diabetes Frontier
「はじめに」細胞の大規模蛋白分解系は大きく2つに大別される. 1つは, ユビキチン-プロテアソーム系である. ユビキチンはアミノ酸76個からなる蛋白質であるが, この系を使って蛋白分解される運命にある蛋白質は, E1(ユビキチン活性化酵素), E2(ユビキチン結合酵素)およびE3(ユビキチンリガーゼ)の連続的な酵素反応により, 厳密な基質認識のもとに蛋白質がポリユビキチン修飾される. するとこのユビキチン化蛋白はプロテアゾームに認識され選択的に分解される. すなわち, ユビキチン-プロテアソーム系とは, 厳密な基質認識を伴う選択的蛋白分解系である. もう1つの蛋白分解系がリソゾーム-液胞系である. 細胞外成分がリソソームへ輸送される過程はファゴサイトーシスと呼ばれるいわゆるエンドサイトーシス経路である. 一方, 細胞質成分のリソソームへの輸送経路をオートファジーと呼ぶ. オートファジーにはマクロオートファジー, ミクロオートファジー, シャペロン介在性オートファジーの3種類の異なる過程が含まれるが, 多くの場合オートファジーというとマクロオートファジーを意味することが多く, 本稿においても, オートファジーをマクロオートファジーという意味で使う.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
