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M-Review

【特集 緩和ケアチームが切り拓くがん疼痛治療の新たな地平】

緩和ケアチームだからできる治療抵抗性疼痛の治療 ④がん関連神経障害性疼痛への集学的な対応

Interdisciplinary treatment strategy for cancer-related neuropathic pain

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掲載誌
がん患者と対症療法 Vol.26 No.1 55-60, 2015
著者名
住谷 昌彦 / 四津有人 / 山内照夫
記事体裁
抄録
疾患領域
神経疾患 / 癌
診療科目
腫瘍内科 / 麻酔科 / 精神科
媒体
がん患者と対症療法

「Summary」神経病変が原因で自発的に疼痛が起きる神経障害性疼痛には生体の防御系としての意味合いは全くなく,痛み自体が疾患であると認識されなければならない。がん患者における神経障害性疼痛は約10%に観察され,痛みの重症度は高く,QOLの低下が著しい。そのため,神経障害性疼痛は適切に診断し治療する必要がある。神経障害性疼痛の診断は国際疼痛学会の診断ガイドに則って実施するが,その評価が困難な場合には神経障害性疼痛スクリーニング質問票を用いると便利である。また,治療では薬物療法が基本となるが,痛みに伴う身体的要因と心理的要因が悪影響を与え合う“痛みの悪循環”が形成されていることが多いため,一義的に疼痛の緩和を治療目標に設定するのではなく,痛みのために低下したADL/QOLの改善も目標に設定する。神経障害性疼痛患者が抱えるさまざまな問題に対して多面的に対応するため,集学的な診療チームによる治療が望ましい。
「Key Words」神経障害性疼痛(neuropathic pain),化学療法誘発性末梢神経障害(chemotherapy-induced peripheral neuropathy),診断ガイド(diagnostic guidelines),スクリーニング質問票(neuropathic pain screening questionnaire),集学的疼痛治療(interdisciplinary pain treatment)

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

がん患者と対症療法2015年8月号(Vol.26 No.1)

医療界におけるQOL尊重の趨勢に伴い,がんの疼痛対策はもとより,終末期医療のあり方の再検討,がん治療の副作用対策など,対症療法を重視すべきとの議論は盛んになりつつある。がんの諸症状を対象とした対症療法のさまざまな問題点をクローズアップし,医療従事者の診療時の一助となるべく平易に解説。

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【特集 緩和ケアチームが切り拓くがん疼痛治療の新たな地平】

リレーエッセイ―“痛み”の周辺から―