【特集 喘息バイオマーカーの最前線―呼気一酸化窒素濃度測定(FeNO)を中心に―】
呼気凝縮液
Exhaled breath condensate
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- 掲載誌
- 喘息 Vol.26 No.2 47-52, 2013
- 著者名
- 松永 和人
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 呼吸器 / アレルギー・免疫 / 耳鼻科疾患
- 診療科目
- 一般内科 / 呼吸器内科 / アレルギー科 / 耳鼻咽喉科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- 喘息
[Summary] 喘息の臨床像は多様であるが, 持続性の気道炎症は一貫した特徴である. 従来, 気道炎症は病理組織や喀痰により評価されてきたが, 近年, 非侵襲的に採取できる呼気がバイオマーカーとして注目されている. 呼気凝縮液(EBC)とは安静換気時の呼気を冷却し凝縮した液体を採取したものであり, 呼吸によってエアロゾル化された気道被覆液の成分が含有される. EBCは呼気一酸化窒素(NO)濃度とは異なり, 換気パターンの影響を受けず多種類のメディエーターを含有するが, その含有量が少ないために安定した測定を行うには課題がある. 近年, EBC中に含まれるサイトカイン, ケモカインや脂質メディエーターが検出可能であることが報告され, 喘息の病態生理と関連する呼気中の炎症関連物質が同定されつつある. [I 呼気凝縮液検査とは] 呼気成分の大部分は水蒸気であるが, 呼吸により気道に生じる乱流によってエアロゾル化された気道表面の被覆液成分も含有される.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
