【特集 骨粗鬆症の新しい診断基準と関連ガイドライン】
Ⅲ.骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2011年版 3.骨粗鬆症の薬物治療開始基準
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- 掲載誌
- THE BONE Vol.28 No.1 45-50, 2014
- 著者名
- 萩野 浩
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / 骨・関節
- 診療科目
- 一般内科 / 整形外科 / リウマチ科 / 産婦人科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 泌尿器科 / 老年科
- 媒体
- THE BONE
2006年版の骨粗鬆症の予防と治療ガイドラインで初めて薬物治療開始基準が提示され, FRAX(R)を導入した改訂版が2011年版として発表された. この基準では, 診断基準で抽出される対象者以外に, 骨密度で評価した骨量減少者(YAMの80%未満)のうち, 大腿骨近位部骨折の家族歴を有する, FRAX(R)による評価で主要骨折の10年間発生リスクが15%以上(75歳未満に適応)の例が治療開始基準を満たす. [はじめに] 骨粗鬆症は"骨強度の低下を特徴とし, 骨折のリスクが増大しやすくなる骨格疾患"と定義される. 易骨折性のみでは臨床症状を発現しないが, ひとたび骨折を併発すると, 疼痛を生じると同時に, 新たな骨折のリスクが高まり骨折を繰り返す. その結果, 移動能力をはじめとした日常生活動作(ADL)障害が急速に進行し, 高齢者の生活の質(QOL)が著しく低下する. 骨粗鬆症の治療目的はQOLの維持・改善である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
