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【特集 続発性骨粗鬆症―診断と対策―】

内分泌障害と骨粗鬆症(2)甲状腺機能亢進症


掲載誌
THE BONE Vol.27 No.2 51-54, 2013
著者名
山本頼綱 / 田中祐司
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌 / 骨・関節
診療科目
糖尿病・代謝・内分泌科 / 小児科
媒体
THE BONE

甲状腺ホルモンの慢性的な過剰状態は, 骨芽細胞を介して破骨細胞を活性化し, 骨吸収を促進する. 骨代謝は亢進し, 高代謝回転型の骨粗鬆症をきたす. 甲状腺機能亢進症における骨密度の低下は, 原疾患の治療が適切になされてホルモン値が正常まで是正されれば, また対照年齢まで回復することも報告されているが, 特に閉経後女性や高齢者などにおいては骨折のリスクが高まるとされる. 甲状腺機能亢進症に伴う骨粗鬆症に対する特異的な治療はなく, 原疾患の治療が優先されるが, 高齢者や閉経後女性などの骨折リスクの高い例では骨吸収抑制薬の併用も重要な選択肢となる. 「はじめに」甲状腺ホルモンは, 正常な骨発達や成体での骨量維持に必須である1). 甲状腺ホルモンには骨芽細胞を介して破骨細胞を活性化し, 骨吸収を促進する作用があり, 慢性的な過剰状態は高代謝回転型の骨粗鬆症を誘導する. 甲状腺機能亢進症は比較的頻度の高い内分泌疾患であり, その原因疾患としてバセドウ病, 機能性甲状腺結節, 破壊性甲状腺炎などが挙げられる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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