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骨代謝と腎臓―CKD-MBDを中心に―
慢性腎臓病と骨折
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- 掲載誌
- THE BONE Vol.24 No.4 37-42, 2010
- 著者名
- 矢野彰三
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 糖尿病 / 腎臓 / 骨・関節
- 診療科目
- 整形外科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 泌尿器科
- 媒体
- THE BONE
透析患者では健常人に比し骨折頻度が高い. その特徴として, 特に若年での骨折リスクが高いこと, そして骨折後の死亡リスクが高いことが挙げられる. CKDにおける骨脆弱性には, 骨量の減少のみならず骨質の劣化が関与していると思われる. 骨折発症の危険因子としては一般の骨粗鬆症性骨折危険因子に加えてCKD特有の要因がある. 近年のコホート研究からCKDの比較的早い段階から骨折頻度が上昇することが明らかとなり, より早期からの対策が必要と考えられる. 「はじめに」 末期腎不全である透析患者(CKDステージ5D)の骨折リスクは健常人に比較して非常に高い. さらに重要なのは, 骨折後の生命予後が非常に悪いことである. たとえば, 大腿骨頚部骨折1年後の死亡率は, 健常人の約20%に対し, 透析患者では64%であること1), 透析患者の骨折後の死亡リスクは骨折しなかった透析患者の2.7倍であったことなどが報告されている2).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
