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変形性膝関節症の基礎と臨床
Ⅱ.OA基礎 遺伝子変異マウスによる変形性関節症の分子背景へのアプローチ
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- 掲載誌
- THE BONE Vol.23 No.1 35-40, 2009
- 著者名
- 川口浩
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / 骨・関節
- 診療科目
- 整形外科 / リウマチ科 / 糖尿病・代謝・内分泌科
- 媒体
- THE BONE
変形性関節症の分子メカニズムはほとんど解明されておらず, 根本的治療法は存在しない. 我々は, メカニカルストレス負荷モデルによるマウスジェネティクスを用いて, 軟骨細胞の肥大分化・アポトーシスなど成長板軟骨にみられる軟骨内骨化過程が永久軟骨であるはずの関節軟骨において誘導されることを示した. 滑膜や靱帯に接して血管の侵入が可能な関節辺縁では軟骨内骨化が起こって骨棘ができるが, 関節の内部では血管侵入ができないために骨化することなく軟骨の破壊だけで終わってしまうと我々は考えている. 「はじめに」 変形性関節症(osteoarthritis:OA)の予防・治療法の確立に対する社会的ニーズの高まりは疑いの余地がない. しかしながら, 国民はOAに対して良質かつ適切な医療の提供を受けていない. これはOA研究が他の生活習慣病はもとより, 関節リウマチ(RA)や骨粗鬆症などの他の運動器疾患に比べても明らかに遅れているからである.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
