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M-Review

特集 糖尿病治療薬の循環器系への作用~その光と影~

α-GI薬で心血管疾患リスクは低下するのか

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掲載誌
Pharma Medica Vol.36 No.6 33-36, 2018
著者名
金智隆 / 北風 政史
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器 / 糖尿病
診療科目
循環器内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科
媒体
Pharma Medica
Key Words
グルコーススパイク / 急性冠症候群 / 心血管疾患一次予防 / 心血管疾患二次予防 / 臨床研究

α-GI(α-glucosidase inhibitor)薬は文字通り,α-グルコシダーゼを阻害することにより,腸で二糖類が単糖に分解されるのを防ぎ,グルコースの吸収を緩徐にする薬剤である。α-GI薬による食後血糖の急上昇(グルコーススパイク)抑制には,グルコースの吸収遅延によるインスリン利用の効率化と通常上部小腸で吸収されるグルコースがより下部の小腸まで到達することによりGLP-1(glucagon-like peptide-1)の分泌増加(GIPの分泌抑制)が関与することが知られている。糖尿病治療薬として近年広く使われているDPP-4(dipeptidyl peptidase-4)阻害薬はGLP-1を分解するDPP-4を阻害することにより腸管から分泌されたGLP-1が不活性化されることを防ぐので,α-GI薬とDPP-4阻害薬の同時投与には相乗効果が期待できる。グルコーススパイクは血管内皮細胞の機能を障害することが実験的に示されている1)。
「KEY WORDS」グルコーススパイク,急性冠症候群,心血管疾患一次予防,心血管疾患二次予防,臨床研究

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

Pharma Medica2018年6月号(Vol.36 No.6)

臨床医・薬剤師を対象に,各種疾患治療に関する最先端の臨床学の学術的トピックスを解説。医学・薬学の中間領域を目指す学術月刊誌。医師の薬学に対する理解を深め,薬剤師にも臨床の啓蒙となる雑誌を基本方針として,近年注目されている臨床薬理学分野からも 高い評価を受けている。医学・薬学の中間領域を目指す総合学術誌

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